どんなニキビ治療も、ニキビの性質やあなたの体質に合っていなければ意味がありません。体質を知り、本当にあなたに合ったニキビ治療を一から見直しましょう。

当クリニックでは、あなたに合ったニキビ治療を見つけていきます

一言で「ニキビ」と言っても、性別、年齢、環境はもちろん、ニキビが出来てしまうまでのプロセスは様々です。
あらかじめ決まった診療方針を押し進めるのではなく、患者様それぞれに最適な、体への負担の少ない治療を根気よく続けてゆくべきだと考えます。もちろん、今までの医療機関での治療も継続し、よりベストな治療法を見つけて行きます。
まずは、当クリニックでご自身本来の体質を知るところから初めてみてはいかがでしょうか。

① 当クリニックでは初回では血液検査を行い、患者様の体質を内科的に詳細に分析いたします。
② 次回のご来院より、内服、外服、外用薬などの基本的なニキビ治療に加え、体質に合った漢方薬を積極的に使い、体質の改善を念頭に置き、内面から治療していきます。

漢方薬を使用したニキビ治療について、詳しくはこちらのページもご覧ください。

当クリニックのニキビ治療例

当クリニックでは、本来の体質を検査することから始めます。何をやっても治らないと思っているあなたにはもっと最適なニキビ治療があるはずです。

【case1】
胃腸などの消化器系が弱く、下痢しがちな若い女性。
最近、環境が一変し、生活も不規則になりニキビができ始めた。

【case1治療例】
漢方「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」と外服薬「ディフェリンゲル」でニキビを治療しつつ、消化器系の調子をあげる目的で漢方薬「四君子湯(しくんしとう)」も併用し、今できているニキビ治療と同時に体質の改善も図ります。

【case2】
食欲旺盛で元気で熱血タイプの男子高校生。年中、体中にニキビができる

【case2治療例】
代謝が活発な若い男性です。まずは洗顔指導を行い、通常のニキビ治療を行ったあと、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」で体質改善を図ります。

【case3】
49歳女性で月経不順や月経困難を伴ってい方で、ニキビもできてしまう

【case3治療例】
更年期障害の症状の一つです。月経不順・月経困難を伴う、慢性的なニキビ・肌荒れに最適な漢方薬があります。
また、このような場合にはビタミンC、ビタミンB2、Lシステインなどのサプリメントや、プラセンタ注射も非常に有効でしょう。

同じ「ニキビ」でも体質と症状の異なる上記3例。これらを一括りにして、外用薬や抗生剤などで治療しても、ニキビが再発しイタチごっこになる可能性があります。
上記3者は似ても似つかない体質であり、それぞれに合わせた治療をすべきです。

漢方薬は、患者さまの体質に合わせ処方し、体への負担が極めて少ないというのが特徴です。

上記はほんの一例ですが、これだけでも同じ治療をしていては根本的な治療にはならないということが分かると思います。

なかなかニキビが治らない方や、治ってもすぐ再発し繰り返してしまう方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

ミニコラム ~抗生剤について~

一般的に抗生剤の内服には以下の問題点があります。

  1. 肝臓・腎臓などに負担がかかる
  2. 抗生剤の使用により耐性菌(抗生物質の効かない細菌)の発生を促す
  3. アクネ菌と一緒に善良な細菌をも殺してしまう

特に3は一番大きな問題で、ニキビ治療のための抗生剤投与が頻回に行われると表皮や粘膜・消化管に常在し体の働きを助けてくれている細菌が脅威にさらされるわけです。その後に新たに細菌が増殖するのですが、新たな細菌は抗生剤投与前に比較してややバランスの悪い状態となって行く事が少なくありません。
そのため私は、可能な限り抗生物質の内服は避ける方針でニキビ治療を行っています。
 ニキビが落ち着いたら肌質を改善する目的で、漢方薬を長めに内服したり、ピーリング石鹸などを用いたケミカルピーリングを行います。これによって、ニキビを生じにくい肌質への改善を図って行きます。
抗生物質は呑めば比較的すぐに症状が改善されるので、すぐに手を出しがちですが、そのリスクを把握しながら内服することをお勧め致します。

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